【ゴルフの豆知識】ゴルフボールの進化について
投稿日時:2015-02-20 21:03
ゴルフボールに似たものはエジプト文明の遺跡で見つかり、羽や髪の毛をコアにして表面を革で包んだ鞠のようなものです。他にボールの素材は木、石などが多かったようです。
1500年頃には羊毛で出来たフェザーリーボールになっていました。このボールは牛革のカバーに鷲鳥の羽毛を詰め込んだゴルフボールで、製造方法は帽子一杯分の羽毛を水で湿らせ、それを湿らせた皮革の袋に詰めて封をして乾かすことで乾燥した羽毛は大きく膨らみ、反対に牛革は縮むため、とても硬いボールが作れます。高度な技術が必要で、職人による生産は一日5個程度しか作れなかったようです。1個のボールを作るのに大量の羽毛を使用するためとても高価でした。
現在のボールは「糸巻きボール」と「ソリッボボール」に大別されます。しかし、市場では約95%を占めるのはソリッドボールです。ソリッドボールは弾性の高いゴム素材をコアにして表面を適度な柔らかさがありスピンがかかりやすく、打感のフィーリングの良い熱可塑性ポリウレタンエラストマーあるいは熱硬化性ポリウレタンが主剤に用いられるようになっています。